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入店直後、最短距離の男性襲う 大阪のパチンコ店刺殺(産経新聞)

 大阪市旭区のパチンコ店「パーラー千林」で客の男性が首を切られ、死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された旭区今市の自称無職、小西英雄容疑者(35)が店に入るなり、出入り口に一番近いパチンコ台で遊んでいた男性を襲っていたことが26日、捜査関係者らへの取材で分かった。旭署は最短距離にいる人を襲うつもりだったとみて、店内の防犯カメラの映像を解析するとともに、小西容疑者を殺人容疑で送検する方針。

 捜査関係者や店員、客らによると、事件当時、店内はほぼ満席で約200人の客がおり、死亡した男性は北側出入り口に最も近いパチンコ台で遊んでいた。小西容疑者は店に入った直後、持っていた折りたたみナイフ(刃渡り8センチ)で男性の首を切りつけたという。

 旭署によると、男性は右耳の下付近の首に深い刺し傷が1カ所確認された。これが致命傷とみられ、司法解剖して死因を詳しく調べる。

 一方、店内の防犯カメラには、小西容疑者がいきなり男性の首もとを切りつける姿が記録されていた。

 旭署のこれまでの調べで小西容疑者は「生きるのが嫌になり知らない人を刺した」と供述していることがすでに判明。「精神疾患で通院している」とも説明しているが、診察券は持っていなかった。

 死亡したのは、旭区今市で母親と2人で暮らす男性(43)とみられるが、母親のショックが大きく、家族による身元の確認ができていないという。

 また、目撃者の証言などから当時の詳しい状況が判明。男性は、首を手で押さえてパチンコ台から立ち上がり、店の中の方向へよろめきながら数メートル歩き倒れた。店員が駆け寄り、男性の首の辺りを抑えたが、出血は止まらなかったという。

 男性が利用していたパチンコ台付近に、凶器の折りたたみナイフが血にまみれて落ちていた。男性は救急搬送時、すでに意識がなかった。

 一方の小西容疑者は店の前に出たところで、呆然(ぼうぜん)とした様子で、正座か座禅のような姿勢で座り込んでいた。派手なオレンジ色のシャツにジーンズ姿。警察官の問いかけに抵抗する様子も見せず、パトカーの後部座席に乗り、連行された。

 事件から一夜明けた26日朝、現場のパチンコ店は臨時休業し、「亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と張り紙を掲示した。

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